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家庭教師会社の料金について

家庭教師会社の料金について

家庭教師会社を比較する際、多くの方が各社の公式ホームページや比較サイトなどで「料金」「費用」を比べようとされると思いますが、 多くの場合、うまく比べることができません。

その理由は、
・多くの家庭教師会社が料金を非公開にしている
・料金を公開していても一部の「料金例」しか掲載していない
・HPに料金表はあるが「かかる費用の全てが公開されているか」否かが分からない
の3つです。

ここ10年ほど消費者庁による景品表示法違反の行政処分が相次いでするため、嘘の料金を記載したり、 「かかる費用はこれだけです」と記載しておきながら実際は他にもかかる費用がある などの「露骨な法令違反」は昔に比べると 減ってきましたが、依然として家庭教師業界の料金・費用は「分かりにくい」「グレーな」状況が続いています。

このページでは、家庭教師会社がどのような手口で料金表示を誤魔化すことがあるのか、 料金表を見る際にどのような点を注意すべきか、家庭教師会社の料金を比べるにはどのようにすればよいかを説明します。

 

 

家庭教師にかかる費用

家庭教師にかかる費用

家庭教師会社に依頼すると以下のような費用がかかる可能性があります。会社によりかかる費用・項目は様々ですので、チェック項目としてご利用ください。

 

教材費

「家庭教師の紹介をしている教材販売会社」に依頼すると、家庭教師の先生の紹介と引き換えに数十万円程度の教材をローン等で購入する必要があります。 「家庭教師」は「個人契約」となり料金は安くなりますが、個人契約の家庭教師なら個人契約サイトを利用すれば0円~数千円で先生は見つかりますので、 高額な教材を購入する必要は一切ありませんのでご注意ください。又、家庭教師を辞めても教材費の支払い(ローン)だけが残る場合があります。 教材付き家庭教師紹介はおすすめできません。

「家庭教師派遣会社」に依頼した場合は、高額な教材費がかかるケースは原則としてありませんが、一部の会社のみ「入会時」や「受験前」に10万円程度の教材費がかかる場合です。 このような教材は種類が少なく、お子様のレベルにあったものとは限りません。市販品であればお子様の状況にあった教材を数千円で購入できます。 数十万円程度の教材を売っている会社に比べれば幾分ましですが、「入会時」や「受験前」に教材費がかかる会社もおすすめできません。

 

入会時にかかる費用

「入会時にかかる費用」=「入会金」だと思われている方が多いですが、家庭教師の業界では「入会金」以外に「登録料」「教師選抜費」など様々な名目で入会時に費用がかかるケースがあります。 又、ホームページには「かかる費用は月々の○○○〇〇円だけです」と記載しておきながら、別途「入会金」などの入会時費用がかかるケースがあります。

<入会時費用に関する行政処分例1>
「月々○○○〇〇円です。これ以外に管理・維持・サポート費等は一切お預かりしておりませんので、ご安心ください。」とホームページに記載しておきながら、 実際には入会金がかかるのにも関わらずそれに言及しなかったことが「景品表示法の有利誤認」にあたるとして、札幌市の家庭教師派遣会社Sに消費者庁が措置命令をだしました。

<入会時費用に関する行政処分例2>
「入会金0円」とHPに記載しながら実際には「登録料」という名目で入会時費用を徴収していのは景品表示法違反であたるとして、家庭教師Nに消費者庁が警告をだしました。

 

授業料とそれ以外に毎月かかる費用

授業料は単価×時間数で毎月かかってきます。先払い(銀行引き落とし)で、授業が行えなかった場合は後日に振替、追加・延長授業分は翌月以降に追加請求となる場合が多いです。 交通費は先生に直接実費支払いが原則です。

注意点は、授業料以外に「管理費」「月会費」など様々な名目で月々の費用がかかりますが、ホームページに記載していないケースが少なからずある事です。 学歴や指導歴を指定しない学生講師の場合、1時間当たり3500円~4000円程度するのが一般的ですが、安く見せるために「月会費」を別途徴収して、月会費についてはホームページに記載しないケースがよくあります。 1時間当たりの単価が安すぎる場合はご注意ください。

授業が行えなかった場合は後日に振替が原則ですが、退会時に振替が残っていた場合に精算されるか否か、精算される場合の単価はいくらかも確認することをおすすめします。

 

契約更新の際や毎年かかる費用

1年程度の長期契約を結ぶ会社の場合、「更新料」や「年会費」がかかる場合があります。

 

退会時にかかる費用

1年程度の長期契約を結ぶ会社の場合、退会する場合に「違約金」「中途解約金」を徴収する会社があります。 法律で許される最大値(5万円もしくは1か月分の料金の安い金額)を徴収する会社は少なくなりましたが一部の会社では今でも中途解約料をとっています。

 

 

 

家庭教師派遣会社の料金の公開・表示パターン

家庭教師派遣会社の料金の公開・表示パターン

家庭教師会社各社のホームページを比較してみると、各社の料金の公開状況には以下のようなケースがありました。(他にも様々なパターンがありました)

 

料金を全て公開

すべての入会時費用・すべての月々かかる費用・すべての毎年かかる費用・中途解約時にかかる費用を全て公開している会社。 「生徒の学年による授業料の違い」・「受講コースによる授業料の違い」・「先生のレベルによる授業料の違い」も含めて完全公開している会社。少数派ですが、最も良いのがこのタイプです。

 

料金が非公開

ホームページで料金を一切公開しないタイプです。記載があっても「一例」のみ記載という場合もあります。又、「○○○○〇円~」のように料金表の表記に「~」がついており実際の料金が一切分からない会社も多いです。 消費者庁による景品表示法違反での行政処分が相次いだため、「一部を隠して処分を受けるなら全部を隠そう」と料金を完全非公開にする会社がここ数年増えました。

 

公開していない項目の料金がある

「他に一切かかる費用はありません」とホームページには記載していながら、「入会金」「年会費」「月会費」「教師選抜費」などがかかるタイプです。

「他に一切かかりません」とまでは記載していなくても、「月会費」等の不記載項目が別途かかるという会社は多いです。 この点について複数の家庭教師会社のオーナーに質問したことがありますが、「競合他社が本当の料金を公開していないので全て公開すると勝負にならない」「業界の慣習だから・・・」とおっしゃっていました。

 

教材購入が必要だがHPには「高額な教材販売なし」と記載

年間数十万円の教材費がかかるにも関わらず自社基準で「高額でない」と判断し、「教材販売なし」ではなく「高額な教材販売なし」と記載しているタイプです。

 

教材の購入が必要だがHPには「教材販売なし」と記載

教材の購入を選択制にしている家庭教師会社の中には「教材販売なし」と言い切ってしまっている会社もあります。 そのような会社の場合、ホームページやチラシに掲載されている授業料は「教材購入」前提の料金となっているので異常に安い料金となっています。

 

ホームページには極端に安い料金例しか記載しない

このタイプもよくあります。「月謝8千円」のような表記です。これは「週1回(月4回)×1回30分×時間単価4千円」というような実際にはありえない(1回30分では何も指導できない)コースを設定しているタイプです。

 

ホームページやチラシには極端に安い料金例しか記載しないが総額数十万円以上の教材の購入が必要

「高額教材セット販売」の典型的なパターンです。「教材購入あり」と「教材購入なし」の料金体系があって、教材を購入した場合の授業料しか載せないタイプです。 「高額教材セット販売」の場合、家庭教師の先生は実質「個人契約」ですので、授業料は先生に直接払う分だけとなります。教材系紹介会社の大学生の時給相場は1500円~2000円ですので、 「月謝6千円」「月謝1万2千円」というような料金表示で客寄せして実際には高額教材を売りつけるというパターンです。

 

 

こんな酷い会社も

こんな酷い会社も

上記は家庭教師会社でよくある料金表示に関する問題点・注意点ですが、中には少数ですが以下のような酷い営業を行っている会社もあります。 ちなみに以下の2つの口コミ投稿は当サイトの口コミ掲示板にお寄せ頂いた同じ家庭教師会社に関する口コミです。

 

60分とは「45分」?

ミニコミ誌など掲載審査が緩い媒体に景表法違反の広告を繰り返し掲載している会社が存在します。 家庭教師会社に依頼した場合の料金の相場は1時間当たり3500円~4000円程度(講師のレベルを指定しない場合)です。 この相場より異常に安い料金を見かけたら「カラクリがある」と考えた方がよいでしょう。

(掲示板の投稿より)
週4回で一回1時間と契約したが1時間は45分だと言う。「1時間は60分だと思っていた」と言うと「こちらは1時間とは言ったが一度も60分とは言っていない」と言う。

 

生徒からは2時間分の料金を貰っているが講師には2時間分を払わない

家庭教師会社と講師との契約は「業務請負契約」になっているケースが多いです。 「雇用契約」ではなく「業務請負契約」なので労働関連法規の適用対象外となります。 それを利用して教師に対して悪質な契約・支払をしている会社があります。

(掲示板の投稿より)
2時間教えても貰える金額は少ないです。たとえば7時から9時まで指導しても1.5時間分しかもらえません。会社側の言い訳は「宿題の答え合わせとか休憩とか挨拶は時間に含まない」

 

 

 

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